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令和5年7月uzu

30日(日)【悲しい】ニーナが天に召されました
■16:56 イーグレット様の懸命の介護・治療の甲斐無く、ニーナは息をひきとりました。親がエサを運んでくる回数が少ない中、自分で巣を飛び出すまで生きようとしていました。長期の空腹のため消化機能に影響が出たのかもしれません。イーグレットさま。救護、懸命の介護・治療、本当にありがとうございました。ニーナ、ミミを乗せて天国で大空を舞うんだ! さよなら、ニーナ。小さな命が蒔いてくれたたくさんの種を無駄にしない。

29日(土)【朗報】イーグレット様がクラファンをされます。
■31日からとのことです。イヌワシを守るため我々に出来ることが増えました
https://readyfor.jp/projects/GoldenEagle

29日(土)ニーナが救助されました
■イヌワシの子ニーナが救助されました。断片的にライブをみていたところ、終始うなだれて鳴くこともほとんどせず、酷暑と飢えの中、熱中症にかかっているのではないかと思っていました。そして、しばらくして確認したところ巣の中にニーナがいない。慌てて遡って確認したところ巣の向かって右端から、下を見ながら自然体ですっと斜め右下にむかって落ちるように姿を消しました。まるで、何かを悟ったように。

■チャットのなかは大慌てで混乱しましたが、管理人様(イーグレットオフィス須藤様)と支援者のあるクライマーによって救助されたとの管理人様からの一報がありました。崖の中腹の木に引っかかっていたようです。
これでニーナが伊吹の空を舞う可能性が低くなりましたが、あとは、これまでのように管理人様にお任せするしかありません。当初の想定とは違いましたが、最善の結果となりました。

■管理人様には方針転換するまで相当の御葛藤があったと推察します。管理人様、助っ人のクライマー様、イーグレットオフィスの皆様、そしてチャットで応援いただいたすべての皆様、本当にありがとうございました。


23日(日)伊吹山は登山自粛要請中です
■ドラブウェイで夏の花の状況を確認しに行きましたが、シカが入らない断崖、シモツケソウ再生実験区などスポット防護区、山小屋の花壇以外、ほとんど夏の花が確認出来ませんでした。


■登山自粛要請中にもかかわらず、今日も登山者がおられました。16日、登山自粛要請中に登られた方が遭難し、その後まだ見つかっていません。登山者のモラルを発動するときです。特に、1名道のない中央尾根を下山されていましたが、中央、北尾根、西の尾根はイヌワシの狩り場でもあることから、その点でも自粛をお願いしたいと思います。

■生態系が破壊尽くされつつある伊吹山を少しでも守りたいと思う気持ちがあれば、登山道を外れて登ることは道が消える積雪期以外はやめていただきたいと思います。


16日(日)生物多様性が低下した伊吹山
■再度ドライブウェイで伊吹山に登りました。今日は雲も少なく、展望ピークから下をみると、土石流の流れた道がさらによくわかりました。

■登山が今禁止されていますが今日も数人が登っておられました。正面の登山口からではなく、東側の弥高・上平寺ルートから入山されたのかもしれません。しかし、数十分の豪雨で土砂が崩れることを自覚しなければ、遭難に繋がります。(昨日遭難者が発生したとの報道がありました。ご無事を願います)

■頂上では、シカが食べないとされているキンバイソウ(滋賀県では伊吹山だけに見られる)が、山小屋が設置した金網で囲われた花壇や山小屋独自設置の柵の中でしか確認出来ずショックを受けています。シカは食べ物が少なくなると不嗜好の植物も食べるようになるそうです。植生は末期的症状です。イブキトリカブトの葉もほとんどかじられていました。

■生物多様性が減少した伊吹山。植物の減少、裸地化は生態系の頂点にいるイヌワシを含め影響を与えていることでしょう。

→ 動植物保護区の提案



16日(日)豊かな山
■久しぶりにチブリ尾根往復で白山の別山(2399m)を往復しました。こんなにしんどかったかなと思うほど疲れました。その甲斐あって上部は霧の中でしたが豊かなブナ林と亜高山帯の山地草原を堪能しました。当初は、別当出合(標高約1200m)から白山主峰を往復するつもりが、一ノ瀬(標高約800m)からのバス待ちの長蛇の列にうんざりして別山に変更しました。
 
■どうしても、3合目より上部の下層植生がなくなり、土砂崩れが起こり、頂上台地の柵もほとんど機能していない伊吹山の現状と比べてしまいます。


15日(土)登山禁止です
■登山道が土石流の被害に合ったことから、すべての登山道からの入山が実質禁止となりました。数十分の集中豪雨でも斜面が崩落したことから、いつ同様のことが起こるかわからない状態です。遭難を防止するため入山は控えましょう。ドライブウェイとそこからの遊歩道へはこれまで通り通行可能です。

■本日、ドライブウェイを使い土砂崩れの状況を確認してきました。複数の土砂の流れが集まる6合目周辺の状況が酷く見えました。


15日(土)悔しい
■米原市のHPに掲載されている写真は、「霊峰伊吹山の会」様が通常の登山道修復作業中に撮られた土石流の写真だったようです。

■霊峰伊吹山の会様はこれまで、人力で登山道の修復をしてくださっていました。それが、水の泡と消えました。お怪我がなかったことは幸いですが、あまりにも悔しい出来事です。

■伊吹山の正面登山道は実は県道です。県道268号伊吹山上野線。県が主体となって大規模な修復をしていただきたい。

霊峰伊吹山の会さま。本当にありがとうございます。

14日(金)起こるべくして起こった
■米原市のHPに伊吹山の新たな写真が掲載されていましたので転載します。

■2合目の林道。土石流に埋まっています。


■6合目付近から上部を見上げたもの。中央の展望ピークの両側から流れているように見えます。写真の右端の広い裸地化した斜面もおそらく流れているものと思われます。シカが食べない低木のコクサギがなんとか斜面を支えていましたが、土石流の直撃を受けたところでは無力に見えます。


■この土石流は増えすぎたシカによる生態系破壊の影響の一面でしかなく、伊吹山全体で下層植生破壊による様々な影響が、物理的環境だけで無く生物多様性にも確実に及んでいます。さらに、こういった土石流が人里へ流れ込む前に、対策を早急にとる必要があると思われます。

■通常では5合目まで、許可車は林道などを使い、入ることができ、それ以降では地元の有志の方々が常々資材を運び上げ人力で登山道の修復を行ってくださっています。しかし、林道にも土石流で埋まった箇所があり、復旧には相当の時間が必要と思われます。しかし、ここまで埋まってしまうと人力では太刀打ちできないのではないでしょうか。登山者が登れるようになるには相当の月日が必要と思われます。自衛隊に復旧を頼めれば早いのでしょうけど、幸いにも人命に影響がなかったのでそれも難しいでしょう。

■登山者がいなくなれば、保全に使われていた入山協力金も集まりません。行政におかれては、早急に寄付が出来る窓口をつくっていただきたいと切に願います。

■深田久弥や牧野富太郎が愛した伊吹山はもはや存在しません。シカには罪はありませんが、増えすぎたシカが豊かな生態系を育んできた伊吹山を食い潰してしまいました。早急にこれまでにも増して強力な個体数調整が必要です。

■シカにより急激に裸地化が進む伊吹山を見てきて、いずれこうなることは予想できました。大好きな伊吹山がこのようなことになり、残念で悲しくてたまりません。

米原市HPhttps://www.city.maibara.lg.jp/kinkyu/19739.html

13日(木)崩れる伊吹山
■昨日の集中豪雨により伊吹山の5合目より上部で土砂崩れがあり登山道が埋まった様です。そのため伊吹山の正面登山道は通行止めになっています。

■シカが急増し、裸地化が進んだ結果いずれこうなると予想されていましたが、現実となりました。

■裸地化してから度々登山道が崩れ、そのたびに有志の方々が補修をされて来られましたが、ここまでのものは初めてだと思います。

■シカの食害が進む前、様々な草本が高密度で生えており、一本一本がか弱くても束になって急斜面を支えていました。

■それが食害で消えてから、後シカが食べないはずのコクサギがなんとか土を支えていますが、最近ではそれもシカが食べるようになってきました。(写真の緑のほとんどはコクサギ)


■このままでは、登山道の維持もままならず、生態系は壊れ、生物が住めない裸地になり、イヌワシを含むすべての生物が生育できなくなることが危惧されます。シカは、エサが少なくなれば小型化し、落ち葉を食べ、どんぐりを食べ、木の幹を食べるなど、適応力が旺盛ですが、いずれこれらも住めなくなる可能性があります。

■その頃に残るのは生物多様性が低下した、裸同然の伊吹山です。


米原市HP https://www.city.maibara.lg.jp/index.html

9日(土)雨の伊吹山
■午前中は曇り、午後から雨予報で雨が降る前にとドライブウェイで伊吹山へ。ところが、駐車場に着くとすぐに雨が降り出しました。頂上では強風で、誰もいない状態でした。

■シカが入り込まない崖と、シモツケソウ再生実験区、山小屋設置のスポット防護区では豊かな植生を見せていました。また、


2日(日)醒井養鱒場のバイカモ
■醒井養鱒場の七夕祭りに合わせてバイカモを見てきました。森林浴も出来るマスパラダイス。


1日(土)小さなトンボと小さな花
■今年もハッチョウトンボとカキランの季節


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