令和元年12月


29(日) 雪がない
■今年最後の山行は伊吹山。今月初めに降った雪もほとんど溶けて、わずかに頂上台地に残るのみとなっていました。登りは日差しも強く暑いくらいでした。昨年も雪が少なく、今年も暖冬傾向で、このまま雪が積もらない山になってしまうんじゃないかと心配になります。観測積雪深11mの世界記録をもつ山とは思えない。

■花や雪がない冬に登るのはやや億劫なところもあるのですが、やはり登って良かったと思いました。今日の13時頃までは、晴れており、しかも空気が澄んでおり、白山はもちろん、北アルプス全域、中央アルプス南アルプスも見渡せました。方角的には恵那山のすぐ南側の奥に富士山もあるはずなのですが、山に隠れてか見えませんでした。

■分類上低山でありながら、琵琶湖を見下ろす高度感や、360°のパノラマ天下一品だと改めて感じました。


21(土) 飯降山と大野城
■冬は低山歩きが心地良い。福井県大野市の西にそびえる飯降山(884m)は、端正な姿をしている割には、その東にさらにそびえる荒島岳や経ヶ岳、さらには白山など錚々たる山々が対峙しているため、余り目立たない山です。その代わり、これらの山を見渡せることができる素晴らしい展望台とのこと。ただし、今日は残念ながら曇り空でした。

■車をどこに駐めようか迷いましたが、手っ取り早く駐車場のある運動公園に駐めました。そして、飯降山の麓にあるショッピングモールで山菜おにぎりを買ってから、飯降の集落の外れにある登山口から登りました。下りは尾根伝いに室町時代の斯波義種が築城した山城の戌山城経由して下山、さらに織田方の金森長近の大野城に立ち寄りました。大野城の東側や、少し南下した市役所にも観光駐車場があったので、そこを基点にすると歩行距離を短くできるでしょう。

最初の写真は閲覧注意。登山道の中腹にあったおそらくクマの糞?。柿の種や銀杏の種が混じっていました。匂いもしなかったので、タヌキの溜糞ではないでしょう。飯降山の北側の上丁の集落に大きな銀杏の木が見えていました。麓には柿の木もあるでしょう。人の目を盗んで麓に出てきているのかもしれません。


15(日) 一乗城山
■今日もリベンジ。前回、といってもずいぶん前になりますが、山渓のガイドブックに従い、周回コースをとろうと北側の下城戸登山口を探してわからず、仕方なく南の湯殿跡庭園からの登山口を探して、それらしき道はあったものの廃道状態でとても歩けそうになく、結局諦めて麓の史跡の散策に切り替えました。今日はその中間の八幡神社の横から続く登山道から登り、下城戸へ下りる周回コースをとりました。前回わからなかった下城戸の登山口はお墓の横に出る道で、逆からだとよく注意していないとわかりにくいものでした。多分前回はお墓の敷地の道と思い通り過ぎたのだと思います。

■登山道は全域歩きやすく、城跡には雑木が茂っており、見通しはきかないのですが、広い台地に造られた勇壮なお城であったことが、よくわかりました。麓だけでも雄大な戦国の遺跡ですが、小谷城跡がそうであるように、権勢を誇った浅井・朝倉のお城は山城としては本当に立派です。登ってよかったと思いました。


14(土) 嶺南リベンジ けど下山時にやっぱり雨
■先週は雨で諦めた嶺南の低山の飯盛山(584m)。青葉山、多田ヶ岳と合わせて、若狭三名山の一つ。

■今回は自動車道の脇の空き地に車を駐め、しばらく田園風景を眺めながら、登山口に向かいました。このあたりの田園は春のように水が張ってありました。

■重要文化財の薬師如来像が御本尊の飯盛寺(はんじょうじ)の前を通り抜けると、行場となる不動の滝がありました。大岩の頂点付近に御不動様が描かれており、その右手から、水が落ちて滝になっていました。本流は岩の左手の低いところを流れているのに、不思議な滝でした。下山時に大岩の手前(上流側)で右折して川を徒渉すべきところ、間違えて、大岩の上部近くに出てしまいました。危うく、大岩を踏んでしまうところでした。標識がわかりづらく注意が必要です。(岩の上から水が流れる「仕組み」もほぼわかりましたが・・・)

■登山道は沢筋から枝尾根に上がる際は急登で、道も落ち葉に隠れてわかりづらかったのですが、テープが所々にあり、迷うことはありませんでした。

■頂上は樹林に囲まれていましたが北側がやや開けており小浜湾を眺めることができました。登りはじめは晴れ間も見えていたのですが、下山開始直後から雨が降り始め、下山の半ばから本降りになってしまいました。


8(日)その2 嶺南は雨→マキノのメタセコイヤ並木と調子ヶ滝へ
■嶺南へ行ったものの雨で、急遽思いついて、マキノ高原へ変更(詳しくは→こちら)


8(日) 今日の伊吹山
■福井県嶺南へ向かう途中。


7(土) いつの間にか・・・
■今日は、飲み過ぎたわけでもないのに、朝から(というか床に入っている時から)激しい頭痛に襲われ、午前中を無駄にしてしまいました。

■ようやく、昼から食料の買い出しに出ると、彦根からも雪が被った伊吹山が見えました。買い物ついでに米原まで行き眺めてきました。雪を被った伊吹山は、石灰鉱山の傷も隠されほんとに美しい。



1(日) 意外と好展望の釣瓶岳
■比良山地の蛇谷ヶ岳と武奈ヶ岳の間にある釣瓶岳(1098m)。彦根から見ると頂上のみとんがって見える山。山渓のガイドブックでは、頂上は樹林の中で展望がないと書いてあり、いまいち登る気になれなかった山ですが、登ってびっくり。頂上までの登りで、琵琶湖の絶景が待っていました。頂上を少し越えた南側からは武奈ヶ岳が近くに見えましたが、道に雪もあり、今回はやめました。

■主尾根に出てから頂上まで裸地化しており、しかも雪が溶けてぬかるんでおり、非常に滑りやすく、注意しながら上り下りしましたが、下りで転んでしまいました。かつてはここも笹原だったとのこと。シダとヒカゲカズラ?ばかりで鈴鹿北部でよく見る風景でした。ここも鹿の食害で植生が破壊された。

■当初、ガイドブック通りに栃生からの往復コースを撮るつもりでしたが、GPSの地図を見ているうちに、北の地蔵峠から村井に下りる道が書かれており、時間もあるので、そちらを通って下りることにしました。しかし、行ってみて少しがっかり、林道でした。でも、おかげであの鷹に出合いました。


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