令和元年6月9日 伊吹山DW 今年は諦めたのか?


先週のひどい状態を見て、気になるので、今日はドライブウェイを使って状態を再度確認に行きました。柵は少し延長されていましたが、網はボロボロでこれでは意味がありません。ニッコウキスゲやオオバキボウシ、シモツケソウの復活は諦めたのでしょうか。なぜ今年はこのような状態になったのか。理由が知りたいです。

■霧雨の西遊歩道


■ウマノアシガタ


■カタツムリとヒメウツギ


■西遊歩道エリア。獣道と鹿が好まないクサタチバナ。


■荒れた斜面


■尾根近くの灌木へと続く獣道


■これは有毒


■グンナイフウロがかろうじて文字通り花を添える。


■これも灌木帯へ続く獣道


■真新しい鹿の足跡。


■西遊歩道西端付近


■草の丈も低い!





■ここにも





■荒れている。


■西遊歩道はほぼ囲われているのにこの状態。崩れた斜面と草の背の低さ。


■鹿だけとは限らないけれど。動物の足で削り取られた植物(靴の先)。


■手前が柵の中。外よりはましだけれど。


■手前が柵の外(南側)





■やはり鹿でしょうね。





■西遊歩道から中央へ。やはり扉の右ががら空きのまま。この状態なのは訳がありそう。


前回柵があげられていなかった三角点付近ようやくか。


■東へリアへ。網が張られているけどなんだか変。


■大穴


■ボロボロですやん。


■意味ない。昨年の秋はこれほどひどくなかった。網を降ろした後にこうなった?もしかしたら、降ろされた網に鹿の足が引っかかって暴れているうちにこうなった? それとも降ろされた網をイノシシがかじった?
だったら、なおさら鹿やイノシシが登ってくる雪解けすぐには網を張らないと。


■と思ったら網が張られていたのはここまでだった。東端手前から、さらに反時計回りに回り込んで駐車場への出口までは網が張られていなかった。しかし、これだけボロボロの網だと張っても効果はないに等しい?


■足跡だらけ。


■昨年ニッコウキスゲが咲いていた二重囲いの中も散々たる状態。


昨年の同じ場所(6月17日)。葉が茂りニッコウキスゲもかろうじて咲いている。


■東端から下りてすぐの所。外となんら変わらない。


昨年の同じ場所(6月17日)。やはり草が茂りニッコウキスゲも咲いている。奥に見える柵は金属製。


■金属柵の中は今年も茂っている。


■東エリア下部の中央付近の二重囲いの柵。


昨年の同じ場所(6月17日) 今年はまだ時期が早いけど、あと10日でここまで茂るとも思えない。今年のニッコウキスゲはは諦めた方がいいのか。・


■足跡。爪の間が開いていないのでイノシシではないでしょう。


■ヒメウツギ


■ホオジロ


■クサタチバナは元気。シカの不嗜好植物。


■獣道


■駐車場への出口。門だけがむなしい。


■駐車場横の切り欠きの崖を見てみる。


■イブキハタザオ


■西遊歩道で協力金を入れてくれる観光客。再生協議会は有効に使ってほしい。今年のようなことでは駄目でしょう。


■鹿の好物のオオバギボウシ? 安全なのは鹿も登れない崖だけかもしれない。


■タニウツギ


■スミレの仲間


■石灰岩を好むヒメフウロ。葉に触ると独特の香り。


■帰り、ドライブウェイの待避所から。立派な角を持ったオスジカ。


■無数の足跡


今年は諦めた方がいいのか。なぜこんな状態になったのか。正面登山道の登山者の多くが協力金に賛同いただいているのに、悔しい。AF柵も限界なのか。それほど鹿の個体数が多く、さらに伊吹山の山頂の植物群落に固執しているということか。昨年のように5月には柵が張ってさえあれば、たとえボロボロの網でもこんな不信感は生まれなかったのに。


ページ先頭へ 前へ 次へ ページ末尾へ