伊吹山を中心に写真を納めました。
トップ
伊吹山
伊吹山
伊吹山の山小屋独自の「保護柵」への疑問
イヌワシを撮影するために立入禁止区域に立入り、植物を踏み荒らす恥ずかしい行為はいい加減やめませんか?
令和6年6月22日 花が最も少ない初夏の伊吹山と山小屋が設置した柵の中の奇妙な花
イヌワシが危ない! 2024
伊吹山でのアルパイン・クライミングの是非考
伊吹山保全への提案 -生態系の頂点に立つイヌワシを守るためー
令和5年7月15日 登山禁止となった伊吹山
令和5年6月25日 柵の中しか花がない伊吹山
令和4年9月13日初秋の伊吹山の草花とイヌワシ
令和4年8月11日 真夏の伊吹北尾根往復
令和4年8月6日 シモツケソウ再生試験区
令和4年7月30日 華やかな季節に・・・
令和4年6月19日 伊吹DW やっぱりシカだらけ
令和4年6月12日 イヌワシをカラスと間違えた!
令和4年5月29日 ハチクマ舞う伊吹山(DW)
令和4年4月17日 残雪残る春の伊吹山
令和4年2月26日雪たっぷりの伊吹山
令和3年10月30日秋の伊吹山
令和3年10月24日シカがいない伊吹山
令和3年8月8日西エリアへのシカ大量侵入
令和3年8月1日 シカは確実に増えている!
伊吹山ドライブウェイへの違和感と不信感
令和3年5月30日 雄大さだけの・・・
令和2年12月29日雪の絶景
令和2年12月6日静かな冬の静馬ヶ原
令和2年11月15日紅葉輝く弥高道
令和2年9月5日明神の森
令和2年8月14日笹又道やはりここも・・・
わずか10年で劣化した伊吹山の自然
令和2年8月1日崩れ始めた伊吹山
イヌワシが危ない!
令和2年6月21日壊れていく伊吹山
令和2年5月24日弥高から
令和2年3月22日弥高から半周回
令和元年12月29日雪がない冬
令和2年2月16日 協力金が不足しています!!
令和元年11月4日伊吹山DWと紅葉
令和元年10月20日伊吹山
令和元年9月14日伊吹山DW
令和元年8月25日伊吹山 正面往復
令和元年8月12日伊吹山DW
令和元年8月5日伊吹山DW
令和元年7月28日伊吹山DWから
令和元年7月15日 花が少ない伊吹山
令和元年6月23日増えたシカの陰で
令和元年6月23日今年の伊吹山はシカだらけ
令和元年6月9日 伊吹山DW 今年は諦めたのか?
令和元年6月1日 「落胆」と伊吹山の現状3
平成31年4月6日 弥高尾根から
平成30年9月24日華やかな季節は過ぎて
平成30年8月11日 シモツケソウは復活するか?
平成30年7月22日 シモツケソウ開花と猛暑日の伊吹山
平成30年7月16日ドライブウェイ
平成30年6月17日ドライブウェイから シカ6頭侵入
平成30年6月2日伊吹山 シカ4頭とイブキガラシの台頭
平成30年5月20日伊吹山DWから シカの侵入
平成30年5月6日弥高尾根から
緊急報告H30第2弾! 中央エリアへのシカ侵入
平成30年4月28日伊吹山DWから
緊急報告!H30 東エリアへのシカ侵入
平成30年4月8日春の伊吹山 上平寺尾根
平成30年2月25日最早残雪の伊吹山
平成29年12月23日冬の伊吹山
平成29年11月3日秋の伊吹山(弥高道)
平成29年9月10日初秋の伊吹山
平成29年8月27日かっとびいぶきの日
平成29年8月16日霧の伊吹山
平成29年8月6日真夏の伊吹山
平成29年7月16日伊吹山早朝登山
平成29年7月9日ドライブウェイから7月の花
平成29年6月10日シカ対策の限界か?
報告! 東遊歩道エリアへの鹿侵入(H29年6月10日)
平成29年6月4日北尾根
平成29年5月20日 上平寺からの伊吹山
平成29年4月22日春の伊吹山
平成29年3月12日残雪の伊吹山
平成28年12月25日初冬の伊吹山
平成28年12月18日初冬の笹又道
平成28年11月13日 秋の伊吹山
平成28年8月11日伊吹山御来光
平成28年7月10日伊吹山の現状その二
平成28年7月10日伊吹山の現状その一
平成28年5月5日伊吹山
平成28年3月27日伊吹山
平成27年9月27日伊吹山
平成27年8月12日伊吹山
平成27年6月14日伊吹山
平成26年9月28日笹又道
平成26年9月15日伊吹山
平成26年8月13日伊吹山
平成26年7月21日伊吹山
平成26年5月6日伊吹山
平成26年4月27日伊吹山
平成24年11月25日伊吹山
平成22年7月19日伊吹山
平成22年6月6日伊吹山
写真詳細1
近隣の山
その他の山
水辺
いきもの・草花
桜と梅
神社・史跡
その他(公園、湿地など)
平成29年6月10日シカ対策の限界か?
■そろそろ
グンナイフウロ
が咲く頃と思い伊吹山へ登りました。しかし、正面登山道には咲いておらず、9合目から頂上に向かう途中で一つ目のシカ除け柵の扉をくぐって探しているうちに三角点まで来てしまいました。数年前には確かに9合目近くから姿を見ていたと思ったのですが。まわりの草丈も低いですし。そして、東遊歩道の柵の扉をくぐって、ようやく、二株ほど見つけました。しかし、他にはなさそうです。
■前回5月に登ったときに、東遊歩道の辺り一面のニリンソウとキンポウゲなどに感動し、シカ除け柵のおかげだと思っていたのになんだか変なんです。草の背丈が低いだけでなく、地面が荒れていたり、動物の足跡のようなものがあったり。これでは柵が中途半端であった去年とあまり変わらない。
柵は完璧に張り巡らされている
はずなのに。
■と思いながら遊歩道の下部へ回り込んで、以前シカがいた灌木帯を下から見上げると、やはりいました。灌木の群落と群落の隙間で、初め
2頭のシカ
が遠くからこちらを見ています。そして、右の灌木群落に消えていきました。2頭だけでも
「これはまずいな」
と思いながら見ていると、約5分の間に次から次に左から右の灌木に消えていき、数えると
合計12頭
でした。一方向の移動でしたので重複してのカウントはありません。ショックです。これだけの数を見たのも初めてです。まだまだいるのかもしれません。
■こうなると、どこから入ってきたのか知りたくなります。中央遊歩道、西遊歩道の柵と花の状態を見て回りました。遊歩道から離れた柵(たとえば中央遊歩道の東側灌木帯付近)では木に隠れて確認できませんでしたが、ほぼ見える範囲では異常はなさそうです。ただ、一箇所三角点下の旧の
金網と新しいAF規格の柵の接点に隙間
がありました。
■見る限りでは西遊歩道周辺、頂上から中央遊歩道周辺駐車場まで、東遊歩道周辺の大きくは
3ブロックに分けて
防護柵で囲まれているようでした。そのなかで、中央遊歩道の下の駐車場と山側との間の急崖の部分には柵がありませんので中央部は不完全です。しかも頑張ればシカの移動能力からすると中に入れそうです。何カ所か獣道も確認できました(新旧はわかりません)。そこから入ったシカが、上部の旧柵と新柵の隙間から入った? そんなことがあるのかなとは思いましたが、応急的にその隙間を塞いでおきました。もしかしたら、融雪後の柵の網を設置する前に入ってきたのかもしれません。ともかく、少しでも可能性のある「蟻の一穴」はなくさないといけません。そこが、動物を相手にする際の難しいところです(後日、柵を噛み切る行動により穴が空いた箇所が複数あったことが、シカ害防護関係者により確認されました→
報告追記
)。
■東遊歩道のブロック内では、すでに十頭以上のシカが侵入していますので手遅れでしょう。残念です。完璧だと思えるのは西遊歩道のブロックだけでした。
■せっかく柵を設置してくださった地元の方やボランティアを含む「守人」の方々のご苦労や、協力金に賛同いただいた
多くのサポーター
の方達のご協力を考えると残念です。ただ、西遊歩道ではたくさんのグンナイフウロを眺めることができましたし、
AF規格の防護柵をうまく活用すれば人の手でお花畑を復活できる
ことを示す良い事例ともなっています。特に西遊歩道では夏に向かってたくさんの草花を眺めることができるでしょう。
■しかし、
前回
シカはいなくなったと喜びすぎたのでショックは大きいです。それと、正面登山道周辺の荒れ方は相変わらずで、獣だけでなく、渋滞を避けるために
偽登山道
をショ−トカットする方も何人かおられました。一見登山道に見えますが、基本的に
ショートカットする道はない
のです。曲がり角など踏み込みで登山道が広がってしまったところも見受けられます。なんとか、うまく啓発できないものでしょうか。
■21.1km、8時間3分の行程
■高原の雰囲気。ここからの眺めがお気に入りです。
■登山道に向かうまでにもいろいろな花が咲いていました。
■今にも飛んでいきそう。
■登山口にもユキノシタ。 08:26
■ハタザオかな?
■一合目旅館の番犬。普段はおとなしいのに、頭をなでていた女性にいきなり吠えて驚かせていました。
■信長?薬草園の名残の帰化植物。薬草ではないそうですが。
■三合目にはアヤメがたくさん。
■五合目
■急な登山道を登り切り頂上へ。奥美濃の山々は雲に隠れていました。
■三角点 10:47
■東遊歩道を廻っています。柵は張り巡らされているのに何となく草が低くいやな感じ。
■これはシカの足跡じゃないの?
■ふと見上げると・・・いるじゃないですか2頭も。
■と思ったら次々に左から右へ。
■ショックです。
■次々に移動。群れになっていたものと思われます。いつどこから入ってきたのか? 呆然としながらも数えると12頭になりました。これでは地面が荒れていても不思議ではないです。
■これだけいれば手遅れではないですか。柵のおかげでいなくなったと喜んだのはぬか喜びでした。
■シカが見えなくなってから、気を取り直して歩きます。こうなったら、他のエリアも気になりますし、どこから入ったのかも気になります。
■駐車場でしきりに鳴く鳥。ホオジロかな。
■西遊歩道入り口。荷物運搬用の軌道が設置されています。この辺りは柵が不十分に見え(写真の中央あ辺り)、ここからならなんとかシカが中央方向へ入れそうに見えます。
■西遊歩道にも獣道?
■荒れている?
■グンナイフウロ発見
■西遊歩道二つ目の扉
■ここからは、あちらこちらでグンナイフウロ!
■ウスバシロチョウも。
■スズメガ(ホウジャク)も。
■カタツムリも。伊吹山はカタツムリの宝庫です。
■豊かな植生!
■いったん西遊歩道エリアの柵内から南側の展望所へ出ると、霞んでいますが雄大な琵琶湖の風景。
■柵の外側はなんとも貧弱な草原になっています。
■左の柵内と右の柵外の草丈の差をご覧下さい。西遊歩道エリアは駐車場付近を除いて
完璧にシカをシャットアウト
していることがよく分かります。シカの植生破壊力の大きさがよく分かります。それと同時にAF規格柵の効果の絶大さも。
■再び西遊歩道エリア柵内へ。
■かわいらしい花々に癒されます。
■いったん頂上へ戻り、もう一度東遊歩道エリアをまわって、柵の状態を見て回りました。
■そして東遊歩道エリアを出て中央遊歩道を頂上へ向かう途中の頂上直下の古い鉄柵とAF柵との間に隙間がありました。中央遊歩道エリア経由でここからシカが入ったのかは分かりませんが、このままにしておけないので、できる範囲で簡単に穴を塞ぎました。旧の鉄柵内(左)と奥の東遊歩道エリア内の草丈の違いも明らかです。
■複雑な心境ですが下山しないと。 13:31
■登山者が多くてところどころ渋滞が発生しています。渋滞に巻き込まれて
偽登山道
(おそらく獣道)
を登る人もいました。急斜面の直登ですので、時折滑って後退しながら。滑ることによって、さらに斜面を荒らしているんです。どうかローカルルールは守っていただきたくお願いします。
■ふと西の岩場を見て違和感。何かいる?
■後で写真を拡大してみると
ニホンカモシカの死体
でした。岩の上から落ちたのでしょうか。そんな柔でもなさそうですが。
■再度雄大な五合目からの風景。
■三合目ユウスゲ保護柵内では、ハクサンフウロも目立ってきました。
■こちらはたぶんエゾフウロ。
■こちらも信長薬草園の名残? イブキノエンドウ。
■一合目からは林道経由で。
■ホタルブクロ
■和菓子のよう。
■登山口近くまで下りました。今日はシカ害防護の難しさと、AF柵の効果を再確認しました。 15:18
ページ先頭へ
前へ
次へ
ページ末尾へ