平成29年8月16日霧の伊吹山


前回から余り日にちは経っていませんが、花の移り変わりは早いので、夏の終わりの伊吹山へ。今日は雨予報でしたので、霧の中ドライブウェイで行きました。

■紫の花は前回からはクガイソウからルリトラノオがメインになっていました。シモツケソウは頂上近くでは蕾もありましたがほぼ咲ききった感じです。

■伊吹山は確か1年の3分の1くらいは雲の中だったと思います。分類上の低山でも比較的寒冷で、高山や亜高山で見られるような北方系の草花が生き残っているのでしょう。それでも、近年の温暖化のせいか、アカソやフジテンニンソウなどがはびこってきつつあるようです。

■それにしても、天気が悪く人が少ないせいか、東エリアでは侵入したシカがのびのびとしていました。台風の通過もあってか、斜面の荒れもますますひどくなっています。途中、ドライブウェイからもシカがたくさん。簡単に見つかる野生動物はシカですね。シカを観察しに行っている気分でした。見ていると可愛いのですが。

■西遊歩道エリアではAF規格のシカ侵入防止柵のおかげで、草花がよく守られていました。

■これからが本番のサラシナショウマ。


























■水滴の花がガラス細工のようでした。











■アカソとシモツケソウが競っています。





■頂上近くのシモツケソウ群落。昨年一昨年よりは鮮やかな気がします。これも侵入柵が張り巡らされたおかげだと思います。








■霧の中に鳥。飛んでいる虫を追って飛び立ちました。


■ホトトギスのようです。


■鹿の親子。東遊歩道エリア。


■拡大。子供の後ろ姿が可愛い。


■と思っているといつの間にか4頭に増えていました。








■シモツケソウを駆逐しつつあるアカソもよく見ると美しい。























■こちらでは3頭。
























































■伊吹山もりびとの会様が管理されているシモツケソウ再生実験区。見事です。








■オオバギボウシもシカに食べられて減ってしまったそうです。





■今日は正面登山道も人影はまばら。


■西遊歩道エリアではシカの侵入をよく防いでいます。柵がなければ写真の手前の荒れた草地のようになっていたことでしょう。AF柵の効果はもっと広報すべきだと思います。伊吹山自然再生協議会へ協力金を支払っていただいているサポーターの皆さんにも是非その効果を知っていただきたいと思います。このサイトでは繰り返しお知らせしているつもりですが、なにせ非力なサイトですので。


■火の当たるところで体温を上げようとしているのでしょう。


■害虫の代表のようなマメコガネ。


■まさに釣り鐘。














■メタカラコウの群落。














■帰りに静馬ヶ原へ寄りました。竹生島が見えています。








■北尾根も雲の中。








■ドライブウェイ途中の斜面もシカだらけ。


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