イヌワシを撮影するために立入禁止区域に立入り、植物を踏み荒らす恥ずかしい行為はいい加減やめませんか?


■伊吹山のドライブウェイは日本自動車道株式会社が運営・管理する道路運送法に基づく一般自動車道(見なし公道)であり、道路交通法が適用される自動車専用道です。当然ながら自動車以外の手段で通行することは出来ません

■また、ドライブウェイの山上駐車場の東側末端から東へ約1キロの区間のガードレールから外の一部の区域は、国定公園を管理する滋賀県と、地元自治体の米原市が共同事務局をになう「伊吹山を守る自然再生協議会」が重要種保全区域に指定した立入禁止の場所です。この崖には日本でも数カ所しか生息場所がないチチブリンドウが生育する場所です。


■これら、2点は伊吹山ローカルルールにも定められています。

■ところが、過去30年来(有識者による)、イヌワシを撮影するために多くの巨大なレンズと三脚を携え、意味のない迷彩服などを着たヒトが、歩行禁止の自動車専用道を歩き、イヌワシが舞う谷を見下ろせるガードレールの外の撮影ポイントに立入り(保全区域以外のガードレールの外へも立入禁止)、植物を踏みつけ、撮影ポイントを占有するためその近くで排泄をし、かつてはイヌワシの撮影のためシカや鶏の肉を投げ入れ、近づくことによってイヌワシの生息環境を悪化させ、通常の自然愛好家では到底理解出来ない行為を続けてきました。おかげで、シカが増える以前から立入ポイントでは背の高い植物が育たなくなりました

■このように、長い期間一部の無法なイヌワシカメラマンによって、貴重な自然が蹂躙されてきました。シカが増え、伊吹山の植生が柵をしなければ守れなくなるほど破壊された今となっては、


伊吹山の自然を守るためこのような、人として恥ずかしい行為はいい加減やめませんか?


■良識のあるイヌワシ愛好家の方々もどうか声を上げて頂けないでしょうか。(2024年7月26日)

↑ 自然再生協議会とは無関係です。



伊吹山ローカルルール(抜粋)
(希少動植物の保護)
・ドライブウェイでは、動植物保護のためガードレールより外に立ち入らないでください
猛禽類への餌付けなど野生動物に食べ物を与えることは、生態系を乱し野生生物に悪影響がありますので、絶対にしないでください
・動物の撮影や観察を目的として、接近や刈り払い等、動物の行動に影響を与える行為をしないでください
・トイレは登山口や山頂駐車場にあります。野外排せつはしないでください

道路交通法第8条
歩行者等又は車両等は、道路標識等によりその通行を禁止されている道路又はその部分を通行してはならない。

(訂正)ページ作成当初に道路の管理について道路法を根拠としましたが、道路運送法の間違いでした。ご覧いただいた方にお詫び申し上げます。
なお、道路運送法に規定される一般自動車道の事業者に対しては国からの通達で維持管理要領が定められています。

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