■やはり今年も伊吹山の荒廃は進んでいます。登山者のみなさんも知らなければ雄大な風景に感動もされることでしょう。
■今日は弥高からの周回です。昨年に有志の方々が、要所要所に標識を立ててくださり、道迷いもなく安全に登ることが出来るようになりました。おかげさまで歩く人が増えたのでしょう。それまで、部分的にわかりづらかった道も良く踏まれて歩きやすくなっていました。
■登山前の勇姿
■薬草の里から弥高登山口に向かうまでにあるいつも寂しげな廃車
■平野神社前を通り抜ける。
■神社を過ぎて林道に入ってすぐを左折。ここからしばらくは標識のないやや荒れた道。この時期はヤマビルが多いので「ヒル下がりのジョニー」をあらかじめ靴にしみこませてある。
■天敵出現。小さな吸血鬼。よく見ないとわかりませんが、わからなくてもいいかも。
■所々笹藪。以前よりはマシか。
■最初の林道を越えてすぐに仏様のほこら。ここの石積みにはカンアオイが生えている。
■地味なカンアオイの花
■この鳥は?
■弥高百坊跡からの琵琶湖 09:21
■関ヶ原方向
■まもなく上平寺からの尾根と合流 09:41
■上平寺からの尾根に合流すると一時視界が開ける。ここからの伊吹山もなかなかの雄大さ。
■尾根から正面登山道5合目へのトラバースへ。わかりやすい標識のおかげで直進せずにすむ。
■笑う木
■少し前までは歩きにくかった小さな谷を渡る部分も歩きやすくなっている。
■オドリコソウ
■枯れ沢を10mほど登る。
■三合目が見える。
■一見、一面の緑に見えるが、ほとんどがシカが食べない低木のコクサギ
■草がなくなった尾根を誰かが歩いている。また、イヌワシの狩り場に長時間居座るイヌワシ撮りかと思ったけど違った。どうやら登山者。ずっと下っている。
■その登山者に驚いて逃げるシカの群れ。餌も少なくなったのになぜ登るのだろう?
■10年前は様々な草があったのに・・・
■コクサギが生えていない斜面は表土が流されている。
■斜面が急になるほど石灰岩がむき出しになっている。
■頂上台地にはシカ侵入防護柵が張られている。
■しかし、ドアノブがなくなっている。
■柵を越えて振り返った所。左側に踏み跡が出来ている。
■その踏み跡を歩く二人の女性
■「そこは道じゃないですよ」と伝えたら「そうですよね」といいながらそのまま行ってしまわれた。伝えるのにも勇気が要るのに、無駄だからもう注意もしたくない。
■協力金の意義を知っていただきたい。登山者でもマナーの良い人悪い人いろいろ。しかし今回はがっかりした。協力金は払ってくださっていると期待。
■シカの食害のひどさを皆さんにも知っていただきたい。
■中央部に多分シカの侵入を防ぐ仕掛けがしてあった。周りを網で囲っても入ってくるシカがいる。
■内側に向けて水平方向の網。これだとシカが足を踏み込んでも引っかかり入るのを嫌がる。
■広大な東エリアへ移動
■破れた網が補修されている。晩秋に雪に備えて網を下ろすが、下ろした網をかじるシカがいると自然再生協議会関係者から聞いた。
■しかし、こちらの網はたるんでいる。これではシカが入り放題だ。
■網をたくし上げるが、網を固定するフックを固定する蝶ねじが壊れており、不完全。関係者によると、メンテナンスにも人とお金がかかるとのこと。しかし、放っておくとせっかくの網張も意味がなくなる。
■強固なスポット防護区には様々な植物が育ち始めている。
■いつも昼間にシカがたむろしている「シカ牧場」には今日も4頭を確認した。網張り時に追い出せなかったか、網張後にどこからか侵入したか。ここは植生が貧弱になってしまった。
■木陰で休んでいる1頭。東エリアには灌木もたくさんあり、他にも潜んでいるはず。
■一体どれだけのシカが?
■岩に張り付いて咲いているヒメレンゲ
■一旦ドライブウェイ駐車場におり西エリアへ。
■西エリアの網もたるんでいる。しかし、ここはまだ草が育ち始めているので踏み込むことが出来ずに修理は諦め。自然再生協議会のメンテナンスに期待。
■中も草の背丈が低いような気がする。
■イブキハタザオ
■中も荒れているように見える。
■これも中。多分夜中にシカが徘徊しているんだろな。
■何かの足跡
■シモツケソウ保護実験区はやはり緑が多い。
■明らかに荒れている西エリア
■西エリアの柵の外に出ると眼下に琵琶湖の絶景。
■尾根も石灰岩が露出。複雑な思い。下山開始。 13:05
■ウグイスが鳴いていた。
■下山時も道でないところを歩く人
■3合目にて。不器用そうにふらふら飛ぶウスバシロチョウ
■3合目の丘にあるスポット防護区。昨年この中にシカが入り込んでいた。
■小さいけど目立つホタルカズラ
■3合目のユウスゲ保護区は完璧
■エゾフウロかハクサンフウロか?
■2合目半
■1合目 15:17
■一合目からは登山道ではなく林道で。サワギク。
■今年は今回が初めてなので、もう一度協力金を箱に入れる。自然再生協議会の活躍を願う。16:05