令和3年8月1日 シカは確実に増えている!


■8月初旬は、本来伊吹山が最も華やかな季節。しかし、昨年にも増してシカが増えています。これまで、なんとか植生を維持してきた西エリアにもシカがいました。登山道周辺や頂上台地周辺でも簡単にシカが見つかる。もはや、華やかなのは、伊吹山守人の会が管理するシモツケソウ再生保護区のみになってしまいました。コロナ禍で昨年来登山者がへり協力金も減っているそうです。残念です。

■2合目半からの琵琶湖 07:22


■3合目 07:39


■ユウスゲ保護区のユウスゲ





■獣害保護柵内





■ヒオウギ


■4合目の土留め 地元有志の方々が手作業で土木工事をされている。


■5合目 08:06


■西側尾根には広い範囲でシカが点在。荒れた斜面。


■香りが強いイブキジャコウソウやコクサギなど、シカが好まない植物は残っている。





■頂上台地のシカ防護柵。手前が外


■頂上台地中央部。山小屋のご主人が単独で設置されたシカ防護の水平柵。シカの足がすっぽり網の間に入って歩けなくなる仕掛け。


■柵の中では植生が回復しつつある。


■イブキフウロがかろうじて咲いている。


■頂上台地全体を囲む「伊吹山を守る自然再生協議会」の柵の支柱に補強がされている。





■オトギリソウ?


■ヤマトウバナ


■ヒヨクソウ


■カワラナデシコ。これらはかろうじて咲いていおり見つけるのに苦労する。


■頂上台地全体が柵に覆われているが、東遊歩道エリアのスポット防護柵の中だけ植生豊か。


■シモツケソウが咲いている。このあたりにはニッコウキスゲが咲いていたが、ニッコウキスゲは消えてしまった。柵の中にもなさそう。


■全体を囲む柵の網にはステンレス繊維で補強されているが・・・・


■東エリアの灌木帯の近くではシカがたむろ。草が低くなっていて地面がむき出しの所もある。


■帰宅後、撮影した写真や動画を見返すとこの付近に24頭が写っていた。灌木帯の中で隠れているものも多いと思う。動画はYouTubeで→https://youtu.be/bdYPOjLvV3o


■春の網上げ時に追い出し切れなかったり、後から網を越えたり破いたりして侵入。しかし、今回はこれまでで最も多く数えた。


■距離50m位。逃げようとしない。人は襲わないと学習している。


■柵外にあるシカが食べないマルバダケブキ


■イブキトリカブトさえ減ってきている。


■ドライブウェイ駐車場の断崖には貴重な花が残っている。シカが立ち入れないから。


■断崖のコオニユリ


■断崖のオオバキボウシ


■断崖のヒメフウロ





■キリンソウ


■温暖化で増えたアカソ


■可憐なカワラナデシコ


■シモツケソウ


■キバナカワラマツバ


■この断崖がシカが入り込めない聖域になっている。


■中央から西エリア柵の内外の状況の違い。しかし、今年は中も草丈が低い。


■トリミングするとやはりいた。一頭だけじゃないでしょう。


■おばあちゃんからお金をもらって協力金箱に入れてくれる子供たち。ありがとう!!


■クガイソウとセセリチョウ


■クルマバナ


■ヒロハシモツケ


■シカが食べないキオンは柵内外で増えつつある。


■奥美濃方面


■クガイソウにそっくりな固有種ルリトラノオ


■柵の外にはシカが待機? 西側鉱山の上。


■シモツケソウ再生試験区(スポット防護)のみ華やか。


■違和感の中の美しさ





■メタカラコウ、ルリトラノオ、ワレモコウなど意外と多様


■増えつつあったアカソを取り除き、シモツケソウだけを再生させるためのもので、保護方法として異論があるそうだけど、ここまでシカが増えた以上隔離保護の意味でも重要になっているんじゃないかな。


■試験区内のイワアカバナ














■試験区の外は荒れ始めている。草丈も低い。西エリアへのシカ侵入は1頭だけではないはず。


■荒れた柵外から琵琶湖方面


■荒れた斜面を下山開始 11:25





■今日2往復されていた。


■北上してきたアカタテハ。温暖化の象徴。


■登山道の東側もシカだらけ


■シカが点在。





■6合目。距離50m。ふつうはこれほどまで人に近づくことはない。奈良公園じゃあるまいし。


■五合目 12:15


■イヌワシがトビと一緒に飛んでいる。3合目から望遠トリミング。これほど荒れた斜面で生きていけるのか?








■3合目でひっそり咲いていたコバギボウシ


■3合目ユウスゲ保護区のハクサンフウロ。柵がなければ滅ぶ。





■保護区内のコオニユリ


■保護区内のヤマハッカ


■保護区内のツリガネニンジン


■速い


■2合目杓子の森経由





■林道経由。シカトラップが設置されているが・・・ 現状からは全く追いついていない。


■ゴミだらけ


■林道終点。シカの脅威は確実に増している。 15:00


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