令和元年7月21日頭巾山


■福井県おおい町(名田庄)、京都府綾部市、京都府南丹市(美山町)の三市町の境目にある頭巾山(871m)に登りました。5月頃にはシャクナゲが咲いて良いとのことですが、今日は曇りで低山歩きにちょうど良いと思い、出かけました。

■登山口から少し離れたところに車を置いたので、舗装林道歩きが長くなりましたが(野鹿の滝までにいくつか車を駐めるスペースがありました。短縮できます。)、登山口からは道も良く整備され、山頂近くの急登にも太いロープが張られていたので、比較的安全に登れました。ただ、濡れた赤土の道は滑りやすく、2回ほど転んでしまいました。

■頂上は360°とまではいきませんが見晴らしも良く、曇り空でなければもっと素晴らしかったでしょう。北から西には、日本海、北東から南には野坂山地や京都北山のなだらかな山並みが一望できました。一瞬ですが、北東の山並みのさらに高いところに頂が見えました。白山です。あっという間に雲の中に消えてしまいました。

■やはり、気になったのは鹿の食害。近くの美山町の京大演習林(芦生の森)でも問題になっていますが、下層植生は貧弱で、あるのはほぼシダ類や低木のみ。姿は見えませんでしたが、登山口近くでは鹿の警戒音(鳴き声)が響いていました。ここまで植生が貧弱になると餌も少ないでしょうに。鹿やツキノワグマがいないか、注意していましたが、鹿の鳴き声だけで姿は見えません。簡単に鹿が見つかる伊吹山はそれだけ鹿が多いということでしょうか。

■往復10km 4時間8分の行程


■車で細い林道を走るのは苦手なので、入って早々に見つけたスペースに駐車  08:56


■渓流沿いを歩く





■林道から野鹿の滝を覗く








■しばらく林道を歩いて登山口の看板。5月頃にはシャクナゲが咲くと書いてある。


■林道から沢を渡ってから登山道 09:48





■アカガエルが土になじんでいる。


■最初は植林の道





■主尾根に近づくと急登。丈夫なロープが張ってある。


■いきなり姿を現した大岩


■大岩を巻く急登


■地面の緑はオオイワカガミでしょうか?


■主尾根手前の尾根道 気持ちがよい尾根歩きですが、下層植生の貧弱さが目立つ。


■主尾根との出合。これを左折。


■祠のある頂上 10:42


■北東。若狭湾。


■北やや西寄りには青葉山


■東〜南東には野坂山地〜京都北山





■伐採地の緑は鹿が好まないシダばかり。


八ヶ峰の方向?


■南東方向の形が良い山は?


■ふと北東方向を高い位置に山の頂


■拡大。白山。


■あっという間に雲に隠れてしまった。


■頂上で一緒になった、グループの方のお一人から、よく冷えたミニトマトをいただきました。おいしかった。山ならではの短いお付き合い。またどこかでお会いできますよう。


■ありがたくいただき、下山開始 11:05





■登山口 11:52





■時間があるので、林道から下りて野鹿の滝を眺める。実際の迫力は写真ではなかなか表現できない。








■帰りの車から。満々と水を湛える砂防ダム。


■道の駅「名田庄」に立ち寄り、とち餅を購入。


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