伊吹山を中心に写真を納めました。
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弥高尾根詳細と注意事項
弥高尾根詳細と注意事項
■平成29年9月10日、弥高尾根から伊吹山へ向かいましたが、このサイトでもご紹介している以上、少し注意点をお知らせする必要があると感じました。
(令和2年11月15日、弥高百坊跡以降に新たな標識が立てられていました。標識に忠実に従えば迷うことなく正面5合目まで出ることができそうです。)
※令和2年3月22日のGPSデータを収録しました。ただし、「伊吹薬草の里」発着、下山時に3合目で寄り道、1合目から林道を経由していますので、弥高道以外は参考程度に。
→
yataka.gdb
)
■弥高の集落の中心部の平野神社前から始まる林道に入ってすぐに登山口の標識があるはずでした(この周辺には駐車場はありません。上野の登山口か、伊吹薬草の里の駐車場を利用するのがよいでしょう)。
■林道を左折すると登山道ですが、以前あった立て札がありません。
■同じ場所の平成26年6月8日の写真です。確かに案内板がありました。この時は登山道に入ってすぐに
ヤマビルの集団
に襲われ登山を断念し(気分が一気に萎えたので)、通称
伊吹野の散策
に切り替えました。この時は数十メートルほど歩いてから戻りました。ちょっと歩きにくいなとは感じましたが、今日ほどではありませんでした。
■いきなり背の低い笹藪です。道には枯れ葉や枯れ木の枝などが堆積して歩きにくい。
■ひどいところはこのように。この藪を突っ切って進みます。
■倒木も所々で道をふさいでいます。
■最初の林道との出合でホッと一息。林道を右へ折れて少し進むと文字が消えた立て札があります。
■ここを左に折れると登山道です。
■道に入るとすぐにお地蔵様の祠があります。ただし、この道も先ほどよりはマシですが、荒れています。
■二回目の林道出合。ここからも山道がありますが、林道と平行しており山道を歩くメリットはありません。林道を通りましょう。
■林道には轍がありますが、このように車が通るにはけっしてよい道ではありません。軽トラなら別ですが。
※令和2年3月22日現在、倒木はありません。車の通行は可能でした。
■林道終点。ここから案内札があるようになりました。登山届け用のポストもあります。この写真の手前は数台車をおける広場になっています。藪の悪路でも平気な方以外は
初めからすべて林道を歩いて
ここまで来られた方がよいと思います。ただし、距離は長くなります。
※平野神社前の林道とは別の林道で、集落の西側、悉地院前を通る林道。近江鉱業(株) 弥高鉱山の標識が目印。令和2年3月22日、ポストは無くなっていました。
■弥高百坊跡へ続きます。
■道が綺麗に刈り払われています。手入れされている方がおられるということです。感謝。
■ここからの見晴らしは抜群。
■ここから樹林の道に入るのですが、刈り払われていないとわかりにくいことがありました。ここから右へ下りる道もあって、仙人窟を経て上平寺尾根へのトラバース道となります。
上平寺から登り
、ここへ出る行き方もできます。
■ブナが混じる雑木林の静かな道です。
■この先が上平寺からの尾根との出合。
■ここからの伊吹山も雄大です。
■しばらく行くと尾根の下をトラバースする樹林の道となり、所々不明瞭な道となります。よく見るとテープがあります。
■
道間違えました。
下の写真の踏み跡に
赤のテープがありさらにその先にもあって、それに従いまっすぐ行くと道がなくなりました。実はこの写真の左側にも道を示すテープが続いており、そちらが正しい道で、引き返し確認しました。何度かこの道を通っているにもかかわらず
油断すると迷う
こともあるということです。まっすぐ間違ったまま行くと尾根に出ることになります。かつては行けたのかもしれません。
※令和2年3月22日に、この分岐を直進し、その後、道無き岩の尾根をヘルメットを被って直登する人がおられました。この方のような装備をされていない一般の登山者が入ると遭難しかねない。この分岐のテープはとても紛らわしい、危険なテープだと感じました。
■左へやや下降気味に進むとすぐに
「笑う木」
(あつげん命名)
があります。こちらが正しい道です。
■ここからはさらに道が不明瞭な箇所が多くなります。
テープを見失わないよう
注意が必要です。
■道が不明瞭ですが、よく見ると赤テープが続いています。この小さい沢状地形も小石が多く滑りやすい。傾斜が急ですので、小石に足を取られると左下の谷へ滑り落ちる可能性もあります。
■小さな谷をトラバースする道。道が狭かったりもろかったりするので、
足場の確保に注意
が必要です。以前は草に覆われてさらに道が分かりづらいことがありました。これも、シカの捕食圧のせいでしょうか。
■谷を巻いた後も道がわかりにくい。テープを見失わないように。
■さらに現れる10mほどの
涸れ沢登り
■ロープが途中でなくなりますが、そのまま登ります。ちょっとした岩登り。湿っていると滑りやすい。
■藪が出てきたところで左へ進路を変え、谷の側面を越えます。
■短いですが急登です。
■木の根をつかみながらよじ登り。
■よじ登ってからはほぼ歩きやすい道に。
※令和2年3月22日のトラバース道は、よく踏まれており、以前より歩きやすく感じました。
■送電線の刈り込みから三合目が見えます。
■道を示すロープ。
■最後の短い急登。
■登り切ると雄大な伊吹山と正面登山道が見渡せる場所に出て一息付けます。ここから正面登山道へ出るまではほぼ道はなくなります。踏み跡らしきを等高線と平行の方向へ進みます。
■かつては青々とした草原でしたがひどいものです。荒れた牧場のようです。これも
増えたシカの威力
。
■五合目で正面登山道と合流。合流してから振り返って写しました。正面登山道との間に少々落差があります。ここの荒れ方もひどすぎます。かつてはヨモギやオドリコソウなどに覆われており、なるべく踏みつけないように慎重に歩きました。なお、弥高道への標識はありません。知らない人が見ると
「何でこんなところから人が下りてくる?
」と驚くかもしれません。
■このように、正面登山道のような完璧に整備された登山道ではありませんが、樹林が多く夏でも若干涼しかったり、人が少ない静かな雰囲気であったりするので、それはそれで別の楽しみがあります。慣れた方には良い道かもしれません。しかし、道迷いや滑落する可能性もないとはいえませんので、
難路に慣れない方にはあまりお勧めできない
と改めて感じました。
■正面登山道の協力金徴収所で配られる地図にも書かれた道ですが、通られる場合は
十分注意を
お願いします。